塾講師を18年していると、「小4から突然算数が苦手になった。」とか、「小4の算数が難しすぎて成績が下がった。」という子供にたくさん出会います。
いわば「小4の壁」です。今回は小4の壁の実態についてお伝えしたいと思います。



① 小4の壁の真実


先に結論から言います。
「小4の壁」は小1からの「わからない」を放置した結果だという事を知って下さい。


え?!小学1年生なんて、足し引きだけで簡単でしょ?!


そう思っている保護者の方は要注意です!!

小1でつまずいている事に気付かず、取り返しのつかないことになった生徒を何人も見てきました。

小1は土台作りの時期です。
この時期に、しっかりと数の感覚を養っていなければ、小2、小3…と積み上げていった時、どこかで崩壊します。それが、小4というわけです。




② 小1のどこでつまずくの?


一番初めの数の合成・分解です。5や10がどう分解できるのか。
この数の感覚を持っていないと、その後の繰り上がり、繰り下がりの足し引きが難しくてできません。

2年生になっても指を使って計算している子供は完全にアウトですね。数の感覚を身につけずに2年生になってしまった状態です。

例えば、
16ー7=?
という引き算に対して、16を10と6に分解。6から7は引けないので、16の10から7を引く。引いた3と6を合わせて答えは9!!

となります。これが、数の感覚を持っている子供なら指を使うことなく3秒以内にできます。

指を使って10秒かけて解く子供と比べると、歴然とした差です。この時点で、算数が嫌いになりますよね。


ただ!!
遅くても出来ている事には変わりがありませんので、このピンチに気がついてもらえず、次々と新しい学習が上乗せされます…。
小2ではかけ算、小3では割り算、そして2桁の割り算(52÷13など)を学習する小4で崩れ落ちます。頭で処理できなくなります。


逆に、数の感覚を持てる子供たちはどんどん成長しますので、例えば52÷13は、だいたい4と予想できるようになっているのです。
13が3つだと39だから足りないでしょ…だから、きっと4だ!

このように、素早く計算します。




③ 数の感覚がない子供はどうすればいい?


安心して下さい。

数の感覚はいつからでも養うことができます。自宅で1・2年生の計算ドリルをやったり、公文、塾などぼ習い事に頼るのもいいと思います。とにかく反復練習するとぐんぐん身につくものです。


しかし、小4にもなれば、計算だけでなく図形でのつまずきもあるかもしれませんし、単位変換(1m=100cm、1km=1000mなど)でつまずいている可能性もあります。

結局、これも2年生や3年生の事から繋がっているので、かさや長さの復習から始めるべきです。お悩みの場合はメッセージを頂ければお答えいたします。



④ まとめ


結局、小4の壁というのは、突然小学4年生でできなくなったのではなく、小学1年生から積み重なっていた「出来ずに誤魔化していたこと」が一気に浮き彫りになったというだけのことです。

しかし、誰もがつまずくわけではありません。
きちんと小1から数の感覚を養えていれば、つまずくことはありません。学校の宿題は必ず全てやりましょう。計算カードはやらなくていい!本読みは面倒だからやらない!と逃げていると、いつかツケが回ってきますよ。